
はじめに
「退職届」と「退職願」はなんとく同じものだと思っている方、多くありませんか? 実は1字しか漢字が違うだけのこの漢字ですが、全く別物です。
間違えて提出すると大げさではなく本当に、 👉退職できない可能性もあります。
だから、しっかりこの違いを押さえていて欲しい知識です。
ではこの違いを見ていきましょう。
退職届とは
退職届とは、会社に対してに退職の意思を伝える正式な書類です。
つまり、 「わたしは○年○月○日をもって退職します。」 と会社に決定事項を通知するものです。
会社の許可を求める書類ではなく、退職の意思はこれを提出すこで決定的になります。
退職願とは
一方退職願は意味が違います。
退職願は 「退職させて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」というように、 会社に退職を願い出る書類です。 会社と話し合いを前提としており、円満退職のための手続きとして、提出されることが 多い書類です。
簡単に言うと、 退職届=退職の通告 退職願=退職の相談 という違いになります。
退職の撤回はできる?できない?
この2つは撤回できるか、どうか、にも関わります。
では、見ていきましょう。
退職届では
退職の意思を確定的に会社へ通知する書類です。 そのため、一度提出すると撤回することはできません。
退職願では
会社が正式に承諾する前であれば、撤回することができます。 何故なら、退職願はあくまで「退職したい」という申し出の段階だからです。
ここは2つの大きな違いです。
法律上の違い
法律上も、この2つは扱いが異なります。
退職届
民法第627条に基ずく一方的な意思表示です。 会社が認めるかどうかに関わらず、退職届が会社に到着すれば、 通常は2週間後に労働契約が終了します。(※期間の定めのない雇用契約=一般的には正社員の場合)
退職願
会社との合意の上の退職になるための書類なので、会社が承諾しなければ退職が成立しない 場合があります。 つまり、会社側に拒否や引き止めの余地を与えてしまう可能性があります。
まとめ
このように退職届と退職願では、たった「1字」の違いで大きく意味や法律上の捉え方も 違いましたね。 以下に簡単なおさらいをします。
退職届 退職願 意味 退職の通告 退職の相談 法律上の違い 一方的な意思表示 合意の退職 撤回 基本不可 承諾前なら可能 会社の拒否 不可 可能
もしあなたが、 ◎会社が辞めさせてくれない ◎退職の引き止めをされている ◎最短で退職したい このような状況であれば、「退職届」を提出することが重要です。
退職届と退職願の違いは理解できたでしょうか?
わたしは退職届と退職願の違いがはじめは理解していませんでした。 しかし、職場の皆がいる前で辞める宣言をしてしまったため、その違いを知らないくらいで めげている場合ではありませんでした。しかも、最短2週間で辞めるしか方法が残されていなかった ので、それを成し遂げるための時間も残されいませんでした。なので猛烈な勢いで調べ上げ、 ある意味執念で書類作成しました。 こんなこと、あまり聞いたことが無いと思います。わたしも人生で初めての出来事でした。
次回は「内容証明郵便で退職届を出す方法」について、実際にわたしが書いた退職届を元に図を利用して説明します。また、内容証明郵便は公的な証拠になる書類のため、文章にも細かい決まりがあります。それを具体的に分かりやすく説明します。退職届のテンプレートは大手の転職サイトにあります。しかし、内容証明郵便の退職届は通常の退職届とは異なります。 そのため、次回の退職シリーズだけは有料になります。 無料記事のみ読みたい方は更に次の回の「内容証明郵便を、書くとき、出すとき、の注意点」をご覧ください。こちらも、かなり分かりやすく細かいところまで書きました。 ご自身の用途によって、無料までにするか、差し迫っているから、知識を増やしたいから有料記事も 必要と思う方は有料記事もご覧になってください。

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